J15TE シリーズ"長波長"ディテクターは、電子冷却を備えた光伝導のHgCdTe素子で、10.6μmのCO2レーザー光検出、FTIR分光分析にお使いいただけます。HgCdTe ディテクターは、パイロエレクトリック(焦電)ディテクターと比較すると多くの利点があり、低いマイクロフォニックス、耐EMI性、広い周波数範囲(100Hz〜20MHz)の高い検出性を提供します。J15TE3:10 ディテクターは、低価格な 3段クーラーを内蔵していますが、J15TE4 ディテクターは高性能 4段クーラーを組み込んでいます。 |
- レーザー警戒受信機
- レーザーヘトロダイン受信機
- レーザーモニター
- FTIR 分光分析
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J15TE3シリーズ(3段電子冷却)
付属の 3段電子冷却クーラーは、ディテクターの温度を -60℃までの低温で動作させる低電圧DC駆動クーラーです。(図33-1) 内蔵のサーミスターを使用することで、ディテクターの温度のモニター、及び制御をするのにができます。ジャドソン社のCM21クーラ−/ヒートシンクと温度コントローラをお使いいただくと、クーラーの運転が容易です。
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J15TE4:10シリーズ(4段電子冷却)
J15TE4:10 ディテクターは、高品質HgCdTe素子、4電子冷却クーラー、およびサーミスターを3GNの密封パッケージの中に組み込んでいます。3GN は優れた密封性とロングライフを確実にする、溶接シールを持った頑丈なパッケージです。ディテクターは、10.6μm CO2レーザーのパルス、または変調されたアプリケー ション用に液体窒素冷却なしで最も高い感度が得られるよう設計されています。
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J15TE4:FTIRシリーズ(4段電子冷却)
J15TE4:FTIRディテクターは、高品質HgCdTe素子、4段電子冷却クーラー、およびサーミスターを3GNの密封パッケージの中に組み込んでいます。ディテクターは、広帯域FTIRアプリケーションのために、1.0μmから特定カットオフ波長の間、最大のSN比が得られるよう設計されています。CM21アセンブリとPA-300アンプを組み合わせることで、このシリーズは24時間運転の信頼性を提供します。 |
J15TE4シリーズ(4段電子冷却)
4段電子冷却クーラーは、ディテクターの温度を195°Kまでの低温で動作させる低電圧DC駆動クーラーです。内蔵のサーミスターを使用することで、ディテクターの温度のモニター、または制御をするのにができます。最適な性能を発揮するため、パッケージは 5〜10ワット消費することが出来るヒートシンクに取り付けられるべきです。ジャドソン社CM21ヒートシンクと温度コントローラは、クーラーの運転に便利に出来ていてお奨めします。
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TE4 クーラー仕様:
ステージ数: 4
クールダウン時間: 30〜150秒
到達温度@25℃周囲温度: -90℃
電源@6V: 3〜7 Watts
周囲温度範囲: -55〜+60℃ |