CEDRAT_PPA
CEDRAT社製 パラレル予備負荷付きピエゾアクチュエータ (PPA)
CEDRAT社は、従来一般的に使われているダイレクトピエゾアクチュエータ(DPA)の
欠点を補った、PPA(=Parallel Pre-stressed Actuator: パラレル予備負荷機構)シリーズを製造しています。外部より力を発生させるフレーム機構を備えたPPAシリーズはDPAシリーズに比べよりダイナミック特性が改善されています。
その構造は、活性材料をスタックしたスプリングなどで圧力(予備負荷)を加えたものになります。有効な引張力を発生させるのに、d33モードにおける活性材料の膨張を利用しています。伸張のエネルギーが活性材料の中に蓄えられるに従って、構造の有効な統合係数は高くなり、また重量の単位あたりの弾性のエネルギーも同様に高くなります。
PPAの予備負荷レベルはDPAより大きな値です。従ってより良いダイナミック特性を示します。アクチュエータの変位は通常、およそ0.1%(1μm/mm)であり、DPAの伸張はおよそ100μmに制限されます。一方、発生力は非常に大きく、1kN以上の力を容易に発生します。
→
DPA PPA
※DPA (ダイレクトピエゾアクチュエータ)
DPAはピエゾ素子を複数枚スタックしケーシングした最も一般的なタイプのアクチュエータで、
一般的にはスタックピエゾアクチュエータと呼ばれています。
スタック数には限りがあり、従って伸張も限られてきます。